採用のアウトソーシングを調べ始めると、「採用代行」「RPO」「採用事務局」といった言葉が並び、何がどう違うのか分かりにくいと感じる方が多いはずです。実際、この線引きは業界内でも曖昧で、同じ名前でも会社によって中身が違います。
この記事では、一般に「採用代行(RPO)」と呼ばれるサービスと、社外採用部のような「採用事務局」型サービスの違いを、担う範囲・費用感・向いている会社の3つの視点から整理します。
そもそもRPOとは
RPO(Recruitment Process Outsourcing)は、採用プロセスの一部または全部を外部に委託する仕組みの総称です。広い意味では採用事務局もRPOの一形態と言えますが、一般に「採用代行」として提供されるサービスは、次のような上流工程まで含むことが多くなっています。
- 採用計画・要員計画の策定支援
- 採用手法や媒体の選定、求人原稿の制作・運用
- スカウト送信やダイレクトリクルーティングの代行
- 説明会の企画運営、選考プロセス全体の設計
つまりRPOは「採用活動そのものを設計し、動かす」ことまで踏み込むサービスです。
採用事務局が担う範囲
一方、採用事務局は「応募が来てから入社するまで」の実務に特化した形です。社外採用部の場合、担うのは次の範囲です。
- 応募の受付と、1時間以内を目標とする初回連絡
- 面接の日程調整、前日リマインドなどの面接前後フォロー
- 内定から入社までのフォロー連絡
- 応募数・面接設定数などのKPI報告
裏を返せば、求人媒体の選定や原稿制作は既存のやり方をそのまま活かし、採否の判断は企業自身が行うという分担です。採用活動の主導権は企業に残したまま、候補者対応の実務だけを外部の体制に載せるイメージです。
3つの視点で比べる
| 採用代行(RPO) | 採用事務局(社外採用部) | |
|---|---|---|
| 担う範囲 | 計画・母集団形成から選考運営まで広く | 応募後の候補者対応に特化 |
| 費用感 | 範囲が広いぶん、まとまった委託費になりやすい | 月額49,800円〜(初回設計費100,000円)、以降は支援内容・工数に合わせて個別にお見積り |
| 既存の媒体・紹介会社 | 見直し・切り替えを提案されることも | そのまま継続して併用 |
| 採用の判断 | 書類選考の一次判断まで担う場合もある | 採否の判断はすべて企業が行う |
| 向く規模感 | 採用数が多く、プロセス全体を任せたい会社 | 応募は来ているが対応が回らない中小企業 |
どちらが優れているという話ではなく、任せたい範囲が違うのです。
どちらを選ぶべきか、判断の目安
自社の状況に照らして考えると、選び分けは難しくありません。
- 採用戦略から見直したい、年間の採用数が多い → 上流から任せられるRPOが候補です
- 求人は出せているし応募も来る。ただ、対応が兼務で回らない → 採用事務局が合っています
- 何から手をつけるべきか分からない → まず応募後の対応状況を数字で見える化するところから始めると、必要な打ち手が判断できます
中小企業の場合、採用のボトルネックが「応募後の対応」にあるケースは非常に多いと言われます。その場合、広い範囲を委託するより、詰まっている箇所に絞って外部の体制を入れるほうが、費用も小さく、効果も確かめやすくなります。
また、両者は排他ではありません。たとえば大きな募集はRPOに任せつつ、通年の中途採用の応募対応は採用事務局で回す、といった組み合わせも可能です。大切なのは、サービスの名前で選ぶのではなく、「自社の採用のどの工程が詰まっているのか」から逆算して、任せる範囲を決めることです。
範囲を絞るからこそ、始めやすい
採用事務局は、採用活動を丸ごと預ける仕組みではありません。だからこそ、既存の媒体や紹介会社との契約を動かさず、月額49,800円からという始めやすい形で導入できます。合わなければ範囲を見直せばよく、うまく回れば応募対応の品質がそのまま採用数に効いてきます。導入時には初回設計の中で、応募の受け方や連絡文面など御社専用の対応フローを固めてから運用を始めるため、開始後の手戻りも起きにくい形です。
自社に必要なのはRPOなのか採用事務局なのか、判断に迷う場合もご安心ください。現在の応募数と対応体制を伺えば、どの範囲を外に出すべきかは整理できます。まずは無料相談からお気軽にご相談ください。
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